身長の伸びと成長期の関係

中高生になると気になり始める身長。体も大きく成長する時期ですし、目に見えて身長は差がついてきます。そうなると周囲からの視線も気になり、自分はどうして背が伸びないんだろうと不安になってしまう人が多いようです。

部活などを始めると高身長のほうが有利だったり、まわりの友だちの身長が伸びてきたという焦りの気持ち。背が高いほうがモテる、女子のほうが背が高いといったコンプレックスから、男性は女性以上に身長を伸ばしたいと強く思っているケースがあげられます。

こちらではそんな悩みと身長を伸ばすにおいて大切なことを解説していきます。

身長を伸ばしたい理由

背が低いから高くしたい、もっと伸びてほしいと思う人はこんな悩みをもっていませんか?

背の順はいつも前から2.3番目をうろうろしている状態で、4番目以降にはなったことがない。小学校の時はそんなに気にしていなかったけど、中学に入って気にするようになった。

自分よりずっと背が低かった友達がいるんですけど、いつの間にか背を抜かされて差をつけられてしまいました。

中学になってすぐ身長が10㎝くらい伸びた。しかし最近は全然伸びなくなり、このまま止まるのではないかと不安に思っている。まわりの友だちはグングンと身長が伸びてきているからこそ余計に不安。

友達にも身長が高ければ完璧といわれ、女子も背が高いほうが好きとよく聞く。身長が高いほうがいろんな服を着ておしゃれもできるだろうし、とにかくモテたいから身長がほしい。

まわりの女子よりも背が小さくて、いつも「チビ、チビ」とバカにされる。ヒールを履いている女子が隣にいると余計に低いのが目立つ。

なんの部活に入ろうか迷っているが、希望はバスケ部に入りたいと思っている。でも身長が低いのが悩みで、やっぱり背が高いほうが有利だろうからどうにかしたい。

通学で満員電車に揺られる際、身長が低くて下のほうの空気ばっかり吸っている。酸欠になりそうで、もっと身長があったらな…と毎日のように思っている。

上記のように様々な理由から、男性は女性以上に身長に対して悩みを抱えている人は少なくないようです。背が小さいことをコンプレックスに感じて、ネガティブな考えをもってしまいがちかもしれません。

ですが、男女では成長期の訪れる時期にも差があるので、なかなか伸びないからといって焦らず考えすぎないようにしましょう。

成長期について

13歳 平均157cm ±8
14歳 平均164cm ±7.5
15歳 平均167cm ±6.5
16歳 平均169.5cm ±5.9

成長曲線
https://ghw.pfizer.co.jp/c_down/pdf/A4Boy-0-18.pdf

身長の伸びには個人差があり伸び悩んでいる人は、成長期がそもそもきていない可能性があります。また、思春期(ストレス)といった内面的要素も関係していて、女性に比べて男性は思春期の到来が遅いこともあげられます。

身長を高くするにはどうしたらいいの?

身長は8割が遺伝的要素、あとの2割が生活習慣「睡眠・運動・食事」の見直しで改善できるといわれています。

遺伝

親の身長が高ければ子どもの身長も高い、逆に低ければ子どもも低いということが考えられます。両親の身長から、子どもの身長を割り出す式もあります。

男子= (両親の身長の合計+13)/2+2

女子= (両親の身長の合計-13)/2+2

この数値はあくまでも目安となる値で誤差が発生することがあります。また、両親の身長が高くても必ずしも大きくなるといったことはありません。

生活習慣

遺伝のほかに考えられるものとして、生活習慣の乱れが関係しています。生活習慣は身長の伸びに必要な成長ホルモンの分泌に影響します。

【食事】

身長を伸ばすための栄養素には、たんぱく質・カルシウム・マグネシウム・亜鉛などがあります。なかでも、たんぱく質とカルシウムは骨作りに欠かせません。

たんぱく質は、20種類のアミノ酸で構成されていてうち、11種類は体内で合成されます。この自ら体内で作り出せるものを「非必須アミノ酸」と呼びます。残りの9種類のアミノ酸は体内で作り出すことができないため「必須アミノ酸」呼ばれます。

これらの栄養成分をバランス良く食事で摂ることが大切で、複数の栄養素を一緒に摂ることで相乗効果が期待できます。ですが、食事だけですべての栄養素をカバーするのは大変です。そんな時は、栄養補助として成長を助けるサプリメントを利用して栄養を摂取しましょう。

身長に悩む子ども向けに成分を配合したサプリメントもたくさんの種類があり、アルギニンという成分は成長ホルモンの分泌に効果があります。

偏食やお菓子の食べ過ぎは悪影響を及ぼします。お菓子は砂糖・塩分の摂りすぎにつながり、保存料として使用されているリン塩酸は、カルシウムの吸収を阻害してしまう可能性があるので、身長の伸びを妨げてしまうかもしれません。

【睡眠】

成長に必要な成長ホルモンは寝ている間に多く分泌されるためよく寝ることが大切です。

眠りのなかでも深い眠り、ノンレム睡眠中の眠り始めから3時間くらいの間に最も多くの成長ホルモンが分泌されます。夜遅くまで勉強やゲームなど夜更かしをしていると、脳がリラックスできず興奮状態に陥り睡眠の質を悪くします。

せっかく身体が寝ようとしているのに、脳が起きたままの状態では深い眠りにも入れません。就寝前は遅くまでのゲームや勉強は控えてリラックス状態をつくっておきましょう。

【運動】

日頃から適度な運動をしていると骨や筋肉にちょうどいい負荷がかかり、骨端線に刺激を与えて骨の成長を促します。骨端線とは骨のつなぎ目部分にある小さな軟骨のことで、骨端軟骨とも言います。

ストレッチや全身運動は効果的で、バスケットボールやバレーボール、縄跳びのような縦方向の運動もおすすめです。過度に負担がかかるような運動は、骨の成長を妨げてしまう可能性があるので注意しましょう。

成長期と向き合って身長を伸ばしていこう

身長の伸び率には個人差があり、思春期などのストレスも関係していきます。遺伝的要素は変えられなくても、生活環境は頑張り次第で変えることができます。

中高生はまだまだ伸びる可能性を秘めているので、伸びないからとあきらめずに成長期を上手にサポートしていきましょう。

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