じゃがいもで身長は伸びるの?ミネラル成分で効果につながるわけとは

じゃがいもはデンプンを主成分として、たくさん食べると太ると思っている人が多いようです。しかし、じゃがいもにはそんなイメージを覆すような、もうひとつの要素があります。

「じゃがいもを食べて身長が伸びる」そんな効果があるのであれば、毎日の食事メニューに積極的に摂り入れたいですよね?

じゃがいもに含まれる成分と、本当に身長に関係するのかどうかをまとめました。

じゃがいもの栄養素が身長を伸ばす

身長を伸ばすために必要となる栄養素は「たんぱく質」と「ミネラル」。じゃがいもには、たんぱく質と様々なミネラルが含まれています。

たんぱく質は20種類のアミノ酸がつながってつくられていて、骨を伸ばす働きから身長を伸ばすのに大切な栄養素です。

ミネラルは補助的な役割をもち、主に骨格を形成、神経や筋肉などの機能の維持など、人間の身体の維持や調整をするため成長に必要な栄養素です。

じゃがいもに含まれたミネラル成分の効果

あまり知られていませんが、じゃがいもはデンプンを主成分とするほかに、ビタミン・ミネラル・食物繊維を豊富に含んでいます。ミネラルには「主要元素」と「微量元素」があります。

「主要元素」はカルシウム・リン・ナトリウム・カリウム・塩素・硫黄など摂取する量が多いミネラル、「微量元素」は鉄・ヨウ素・マンガン・マグネシウム・銅・コバルト・亜鉛・セレン・フッ素・モリブデンなどのミネラルです。

ミネラルのなかでも微量元素と呼ばれる「マグネシウム・亜鉛」は身長の伸びに効果的な栄養素です。

マグネシウムはカルシウムが骨を形成するのを助ける働きをもっています。カルシウムの吸収率をあげるには、カルシウムとマグネシウムの比率が2:1のバランスが理想的です。

丈夫で強い骨をつくるカルシウムだけを摂取しても、骨からカルシウムが流れ出してしまうので、骨の成長にマグネシウムは欠かせません。

亜鉛はたんぱく質の合成に必要で成長ホルモンを分泌する働きがあります。日常的にスポーツをしている子どもは、亜鉛の消費量が多くなりやすく汗と一緒に体外に排出されてしまいます。

そのため、推奨量よりも多くの亜鉛を摂取する必要があり、毎日の食事に摂り入れながら不足しないようにすることが大切です。また、亜鉛は水溶性で水に溶けだす性質があるので、煮汁ごと一緒に食べられるメニューがおすすめです。

身長の伸びを助ける「じゃがいもの栄養成分」

じゃがいもの栄養成分のなかで、身長を伸びやすくする成分と含有量、1日の摂取基準目安は以下のようになっています。

【じゃがいもの100gあたりに含まれる栄養成分】

たんぱく質 1.6g

ビタミンC 35mg

カルシウム 3mg

マグネシウム 20mg

亜鉛 0.2mg

http://www.calbee.co.jp/rdde/nutritional/nutritional_report_01.html
[五訂増補 日本食品標準成分表]

【日本人の食事摂取基準】

たんぱく質 (12~14歳) 推奨量 男 60g 女 55g 平均 57.5g

ビタミンC  (12~14歳) 推奨量 男 95g 女 95g 平均 95g

カルシウム (12~14歳) 推奨量 男 1,000mg 女 800mg 平均 900mg

マグネシウム(12~14歳) 推奨量 男 290mg 女 290mg 平均 290mg

亜鉛    (12~14歳) 推奨量 男 9mg 女 8mg 平均 8.5mg

http://www.glico.co.jp/navi/e07.html
[日本人の食事摂取基準(2015年版)]

じゃがいもに含まれる栄養成分(含有量)と1日の摂取推奨量を比較すると、カルシウムとの相乗効果が期待される「ビタミンC」が、じゃがいもでは一番多く摂ることができます。

そのほかの栄養成分「たんぱく質・カルシウム・マグネシウム・亜鉛」もそこまで多くは摂取できないですが、栄養の手助けとして効率よく摂取できます。

じゃがいもはみかんと同じ量のビタミンCが摂取できる?

レモンやみかんに多く含まれる主な栄養素ビタミンC。実はじゃがいも(生)には、レモンやみかんと同じくらいの量のビタミンCが含まれています。ビタミンCは体の抵抗力を高めたり、鉄やカルシウムの吸収率を高める効果が期待できます。

ビタミンCは熱に弱く加熱調理で失われやすいですが、じゃがいもはデンプンがビタミンCを守ってくれるので加熱しても壊れにくいです。

また、ビタミンCは強い抗酸化作用をもっていて、老化の原因である活性酸素の増加を抑え、老化や病気から体を守ります。この抗酸化作用はビタミンEと一緒に摂ることで相乗効果が期待できます。

じゃがいもの栄養素を逃がさない調理方法

じゃがいもにはたくさんの栄養素や効果があります。それらをより良く吸収するには最適な調理方法や食べ方があります。

皮付きのまま加熱する

じゃがいもを茹でたり蒸したりするときは、皮付きのまま加熱しましょう。加熱してから皮をむくと水っぽくならずに、加熱によるビタミンCの損失を皮が防いで効率よくビタミンCを摂ることができます。

食べる1日前に冷やす

じゃがいもは寒さに弱く、特に冷蔵庫だと早く傷んでしまいます。ですが、冷やすことで、寒さに弱いからと身を守ろうとしてビタミンCが増加します。

じゃがいもにチーズを追加すると効果が高まる

チーズは牛乳を1/10に濃縮して作るため、牛乳に含まれているカルシウムとたんぱく質を効率よく摂取できて効果を高めます。カルシウムとマグネシウムで吸収率を高め、たんぱく質と亜鉛で身長を伸ばす相乗効果が期待できます。

子どものおやつに、蒸したじゃがいも+とろけるチーズなど、じゃがいもとチーズの組み合わせを上手に摂り入れていきましょう。

じゃがいもはミネラル類もビタミン類もバランスよく摂取できるので、成長期の子どもには必要な栄養源です。

ハンバーグやステーキなどの付け合わせのマッシュポテト、フライドポテトで口にする印象がありますが、日本人のじゃがいもの摂取量は非常に低く、十分に食べれていないのが現状にあります。

少しでも子どもが成長できる可能性を高めるために、家庭料理にカレーや煮込み料理、スープの具に入れたりと、食習慣にも気を配るようにしましょう。

食べ過ぎには注意が必要

じゃがいもは炭水化物で糖質を多く含んでいるので、食べ過ぎてしまうとカロリーオーバーで太る原因にもなりかねません。

また、子どもが好きなポテトチップスなど油で揚げたじゃがいもは、さらにカロリーが上がるので要注意です。

じゃがいもは栄養満点の食べ物

じゃがいもはデンプンのほかにたくさん栄養があり、そのなかでもミネラルを多く含んでいます。身長を伸ばすのに必要なたんぱく質・マグネシウム、成長ホルモンを促す亜鉛といった、栄養面でサポートをしてくれる食べ物です。

スナック菓子の代わりにおやつとして与えたり、毎日の食事に一品加えたりと、工夫しながら積極的にじゃがいもを使った料理を摂り入れていきましょう。

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