プロテインで身長は伸びる?子どもの成長に優位に働く栄養と理由

プロテインは子どもの健やかな成長に役立つ飲み物だということをご存知でしょうか?

筋肉をつけるイメージが強いプロテインは、子どもが飲むと体に害がある、身長が伸びないなどと思っている人も少なくありません。

実は、プロテインには体のさまざまな組織をつくるのに重要な栄養素が含まれており、身長を伸ばすことにも効果があります。

ここでは、プロテインの効果や子どもが飲むことへの影響を解説します。

プロテインはたんぱく質不足を解消

プロテインは英語でたんぱく質(protein)という意味に当たります。たんぱく質は骨や筋肉、血液、内臓、皮膚など、体のさまざまな組織をつくる栄養素です。

プロテインに含まれるたんぱく質は、基本的に消化吸収しやすいように調整されているので胃腸への負担も少なく、栄養を効率よく体内に取り込むことができます。

筋肉量を増やしたり健康への気遣いと、プロテインはいろいろな目的で大人にも子どもにも支持されています。

また、プロテインは筋肉の材料と思っている人が多く誤解を招きがちです。

実際はトレーニングで破壊された筋組織に吸収されてそこで初めて筋肉の材料となります。そのため、プロテインを飲むだけで筋肉がつくということはありません。

たんぱく質は成長に必要不可欠な栄養素

骨の成長にも効果があるプロテインは骨を伸ばす働きをします。

これはたんぱく質に骨を伸ばす作用があり、成長期の子どもの骨の両端部にある骨端線の軟骨細胞に成長ホルモンが働きかけて、軟骨細胞が増殖することから骨が伸びる仕組みになっています。

骨が伸びることで身長が伸びるので、プロテインでたんぱく質を摂取するのは有効的です。

子ども用のプロテインであれば、カルシウムや鉄、ビタミンB群など、成長期に必要な栄養を同時に摂ることができ成長を促しやすくします。

たんぱく質の必要摂取量とは

成長期の子どもが必要とする、1日のたんぱく質推奨量は以下のようになっています。

年齢 男性
推奨量(g/日)
女性
推奨量(g/日)
6~7(歳)
35
30
8~9(歳)
40
40
10~11(歳)
50
50
12~14(歳)
60
55
15~17(歳)
65
55

参考文献:日本人の食事摂取基準(2015年版)
http://www.glico.co.jp/navi/e07.html

たんぱく質は成長期の体づくりに欠かせない栄養成分です。

子どもは特に運動をしていなくても、十分なたんぱく質を摂取しなければなりません。

スポーツジュニアであれば、推奨量以上のたんぱく質が必要となり、トレーニング量や筋肉量、体格に応じて適量を摂取することが大切です。

成長期にプロテインを飲んで大丈夫?

成長期に一番必要とされるたんぱく質。

しかし、プロテインは筋肉がつくことがイメージとしてあるため、筋肉がつきすぎてしまうと骨を押し潰し身長が伸びなくなるのではないかと迷信を信じている人もいます。

成長期の間はたんぱく質=プロテインを摂取しても、身長が伸びることが優先されるので、逆に筋肉がつきづらい状態となります。

また、子どもの場合は、本格的なウエイトトレーニングはしないと思うので、筋力トレーニングをすると背が伸びなくなるという心配はありません。

プロテインは効果的なタイミングで摂取

プロテインは目的によって摂取するタイミングが変わります。

タイミングにもそれぞれ理由があり、体内に吸収されるまでに時間がかかってしまう性質も関係しています。

就寝前の摂取

たんぱく質の吸収を促す成長ホルモン。成長ホルモンは脳下垂体から分泌されて体の機能をコントロールし、筋肉量を増やして身長を伸ばす役割をもっています。

その成長ホルモンは睡眠中、特に就寝後2~3時間(ノンレム睡眠中)により多く分泌されます。

成長ホルモンが活発に機能しているときにたんぱく質を補うことで、たんぱく質の吸収を高めることができます。

しかし、就寝直前での摂取はなかなか消化せず胃腸に負荷をかけてしまい、胃もたれや胃痛を引き起こす原因にもなります。

ですので、消化吸収に配慮し就寝する1時間前を目安に飲むようにしましょう。

運動後の摂取

運動後30分以内での摂取は成長ホルモンの分泌も活発なため、からだの回復、筋肉や骨に良い働きをします。

スポーツジュニアはこのタイミングで摂取するのも効果的です。

朝起床してからの摂取

朝は体のなかから水分や栄養素が欠乏している状態です。

起きてからなるべく早くプロテインを摂取することで、寝ている間になくなってしまったたんぱく質を補うことができます。

さらに、牛乳に溶かして飲むとカルシウムも摂取でき効率良く栄養を取り込めます。

このように大きく3つに分けることができ、生活習慣に合わせてベストなタイミングで摂取することが大切です。

プロテインはあくまで栄養補助食品

プロテインを飲んでさえいれば身長が伸びるわけでは決してありません。

バランスの良い食事と適度な運動量が基本となり、プロテインは効果を最大限に発揮します。

プロテインは牛乳や大豆に含まれるたんぱく質を抽出し粉末にしたもの、つまり食品になります。

たんぱく質は主に、肉類や魚介類、卵や豆腐の大豆類に多く含まれていますが、普段の食事のみで必要なたんぱく質をすべて摂るのはなかなかむずかしいです。

また、肉や魚はプロテインよりも細かく分解する必要があり脂質分も含まれています。そこから肥満につながり余分なエネルギーも摂取してしまう可能性があります。

摂取基準に足りていないときや好き嫌いが多い場合は、食事の一部を糖質や脂質をカットしてあるプロテインに置き換えて効率的に栄養を補給しましょう。

プロテインの過剰摂取には注意

たんぱく質であるプロテインは薬のような副作用はありません。

しかし、食事にプラスして摂ると過剰摂取となるケースが高いです。

たんぱく質の摂りすぎは肝臓や腎臓にも負担をかけ、体内のカルシウム排出を促進してしまう悪影響があります。

過剰摂取によって成長が妨げられることがないよう、定められた摂取量を超えないように心がけましょう。

プロテインの活用は栄養補給に最適

栄養は食事から摂るのが理想ですが、たんぱく質は毎日きちんと食事を摂っていても不足しがちな栄養素です。

栄養が足りないときや偏食気味の子どもにとって、成長を促すアイテムとなるのがプロテイン。現在では成長に必要な成分が配合された、子ども向けのプロテインもたくさんあります。

プロテインを摂取することでたくさんの効果が望め、成長に必要なカルシウムやビタミンも摂ることができます。

食生活も見直しながら手軽に摂れるプロテインで、子どもの成長を見守っていきましょう。

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