姿勢を正すと高身長の印象を与えることができる

気を抜くと無意識に姿勢が悪くなっている。ついつい姿勢が悪くなってしまう原因は、日常生活のなかにたくさん潜んでいます。

「姿勢が悪いから身長が伸びづらい?」「もしかすると猫背を直せば身長が伸びるのではないか」といった、姿勢と身長の関係性を気にしている人は少なくありません。

ここでは、姿勢を正せば身長は伸びるのか、猫背が背を低く見せてしまっている理由について解説していきます。

身長が伸びない子どもは猫背を矯正すると数値は伸びる

思春期を迎えた子どもでも猫背を矯正すると、背骨の歪みが改善され、本来あるべき身長になり数値上で伸びることが見込めます。

猫背でいると、事実上なんと3cmも背が低く見えてしまっているため身長で損をしています。

人によって猫背の具合は違いますが、猫背の人は体が「Cの字」に曲がっています。

その曲がった状態「Cの字」を真っすぐ「Iの字」に伸ばすことができれば、ほとんどの人が1~2cmくらいは伸びることがあり得るということです。

猫背になると背骨の一つ一つが本来の積み重なりができなくなり、負荷の強い部分ができて「潰れ・歪み」が生じてしまいます。

人の身体は頭蓋骨から背骨をまたいで骨盤までつながっています。

猫背は背骨だけでなく、いろいろな関節が少しずつ歪んでいるため、1cmくらいは簡単に身長が縮んでしまいます。

その歪みを改善しても、骨そのもの自体が伸びるわけではありませんが、ズレていた関節・湾曲していた分を元に戻すことによって身長も何センチかは伸ばすことができます。

首が前に出ている人、つまりストレートネックの人や背中が丸まっている人も、猫背矯正をすることによって身長の数値が改善できます。

日頃の生活では腰を反らずに、胸を張るような癖をつけるのが効果的です。

また、猫背の人は姿勢と骨格の構造上、O脚気味になっている場合も多くあります。O脚もまっすぐになっていないことから背が低く見えてしまいます。

骨が変形してしまっているほどのO脚は治すことができませんが、関節や筋肉の問題であれば整体で治すことが可能です。

背骨の構造と骨盤の傾き

良い姿勢を保つためには骨盤の傾きが重要です。

背骨は体を支える大切な骨格ですが、背骨のカーブも骨盤の傾きに影響されています。

人の背骨は33~35個の椎骨が積み木のように連結されており、横から見るとゆるいS字状にカーブを描いているのが自然です。

体の幹を支える大事な働きをしていて、脊柱とも呼ばれています。この脊柱に沿って重要な神経が通っています。

骨盤が前に傾いていると腰が反った状態になりやすく、後ろに傾いていると背中が丸い状態になって猫背になりやすくなります。

どちらの場合でも、自然なS字状のカーブにはならず、正しい姿勢を失ってしまいます。

姿勢が悪いと、ヘルニアや脊柱を通る知覚神経や運動神経を圧迫してしまう可能性もあります。

その他にも、視力の低下、頭痛、学力や集中力の低下など、様々な成長の妨げになる恐れもあります。

また、年齢は背中に出ると言われることもあり、女性は60代を過ぎたら骨の病気や骨粗しょう症のリスクが高まります。

これは年をとると身長が低くなるのと関係し、背骨の骨折が大きな要因となっています。年齢を重ねるとそれほど骨がもろくなってしまうということです。

姿勢だけのせいにせず、60歳を超えて身長の低下や背中・腰の痛みを感じたら定期的に病院で検査しましょう。

姿勢の悪さは成長期の子どもに影響はない

成長期の子どもが猫背や姿勢が悪いからといって、身長の伸びに影響するといった医学的根拠はありません。

成長期の子どもであっても、姿勢を正すと身長が高く見えるのは事実であり、見た目の改善効果は期待できます。

身長を少しでも高くしたいのなら、悪い姿勢から良い姿勢へ改善するのが最適です。

良い姿勢というのは、背筋がまっすぐ伸びて肩の高さが左右対称になっていることを指します。

猫背は太ももの筋肉やお尻の筋力が弱くなっている状態です。

良い姿勢になるために、腹筋や背筋を鍛えたり、適度な運動やストレッチを取り入れるなど筋力アップを目指しましょう。

身長を伸びやすくするには環境づくりが重要

姿勢を悪くしてしまう原因とはいったいなんでしょうか。

背中の筋力不足も関係していますが、日常的に姿勢を悪くする体勢をとっていると、筋肉がアンバランスに発達したり衰えたりします。

これが骨に影響を与えると、背骨や肩甲骨、骨盤などが自然な形からズレて姿勢を悪くします。

生活習慣では、主に下記のような要因が大きく考えられています。

寝具

布団やベッドが柔らかすぎると、体が沈み込んで背骨が曲がりすぎることがあり、寝返りも自由にできなくなります。

硬すぎず、柔らかすぎない寝具を使うことも、良い姿勢を保つうえで大切です。

運動不足

前傾姿勢で本を読んだり、前かがみの姿勢は身長を低くしてしまっていることに加え、心臓や肺、脈管などを圧迫して血液やリンパ液の流れを妨げます。

また、消化器系の内臓器官にも影響し、消化と吸収が正常に行われないことにもつながります。

普段から正しい姿勢を意識することが健康な身体と身長を伸ばすために重要です。

テレビゲーム・携帯電話

現代の子どもたちはテレビゲームや携帯電話の操作など、長時間猫背の姿勢をとっていることが多く見られます。

背中を丸めた姿勢は背筋が伸びた状態になります。この状態を長く続けていると、椎間板に負担がかかり、痛みや張り、ゆるみを起こす可能性が考えられます。

猫背を改善にするには「腸腰筋」と呼ばれる筋肉をしっかり鍛えることが大事です。骨盤が正しい向きに支えられ、自然と猫背になりにくくなります。

机・イスが体に合っていない

背中を丸め、首を常に下に向けた状態で、なおかつ椅子を後ろに引いて前かがみで勉強していると、背骨の胸椎・頚椎・腰椎とそれぞれに負担がかかって歪みの原因になります。

特に椅子の高さは重要で、座ったときにかかとが床につき、ひざが直角に曲がっている状態がベストです。

腹筋と背筋をつけることも必要なので、学習机を選ぶ際は背もたれの低いものを選ぶと良いでしょう。

子どもの成長に合わせて椅子と机の高さが変えられるものを選びましょう。

普段デスクワークが長い人は、猫背矯正におすすめの椅子やスタンディングデスクを活用するなどデスク環境を整えるとより一層効果があります。

姿勢改善は身長を伸ばすわけではない

姿勢を改善しても、背骨がほんの少し矯正されて元の適正な本来の身長になるということであり、骨が伸びて身長が伸びるわけでは決してありません。

しかし、猫背などを直して正しい姿勢になれば印象もぐっと変わり、身長は変わらなくても高く感じられる傾向があります。

現在では、猫背矯正ベルト・背筋矯正ベルトといった姿勢を改善できる商品もたくさん出ています。

猫背改善に加えて肩こりや腰痛、首の痛みなどのつらい症状も解消できるため、姿勢矯正として役立ちます。

姿勢の悪さによって実際の身長より低く見られてしまうのは非常にもったいないので、ストレッチやヨガ、適度な運動など正しい姿勢を意識しながら健康な毎日を送りましょう。

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