骨端線が閉じた大人は身長サプリメントを飲んでも背は伸びない!

子どもから大人へと体が成長する中学生の時期に、牛乳やプロテインを飲んだり、運動やストレッチを行うなど、身長を高くする方法を試した経験はないですか?しかし、そんな努力もむなしく、身長が低いままだと嘆く成人男性もいます。

また成人後も、カルシウムやアルギニン、たんぱく質やビタミンが豊富に含み、ネットの口コミで人気が高い身長サプリメントを飲んだが、身長は伸びなかったという声もあります。

今回は、身長サプリメントの効果の有無と、大人が身長を伸ばす方法を調べました。

大人の身長を伸ばすのに身長サプリメントは効果なし

栄養補助食品である身長サプリメントは、成人後に摂取しても身長を伸ばす効果はありません。

なぜなら、科学的根拠に基いた理由があり、人の身長を伸ばすには、直接「成長ホルモン」を体に打つ注射しか意味がないと言われているからです。(手術以外の方法を除く)

さらに、この成長ホルモンによる治療は、受けられる期間は決まっており、骨端線が開いている間だけになります。

身長を伸ばすには骨端線の有無が重要なポイント!

成長線とも呼ばれる骨端線は、関節付近にあります。身長を伸ばすためには、成長ホルモンを分泌させ、骨端線にある軟骨細胞を増やし、骨を伸ばさなくてはいけません。

骨端線の有無の確認方法は、病院の整形外科で、手のレントゲン写真を撮影してもらいましょう。

白黒のレントゲン写真を見ると、骨の部分は白く写ります。骨端線が開いているときは、骨と骨の間にすき間があり、黒いラインのように見えます。その反対で、骨と骨にすき間がない場合は、骨端線が閉じているということになります。


●骨端線が開いている→骨と骨の間にすき間がある状態(黒い線がある)

●骨端線が閉じている→骨と骨の間がすき間がない状態(黒い線がない)

骨端線は、成長期(思春期)の子どもにだけ存在します。骨端線が閉鎖する平均的な年齢は、男性が「17~18歳」で、女性が「15~16歳」だと言われています。

つまり、一般的に10代で閉じてしまう骨端線は、20歳を超えた成人には存在せず、身長の治療をすることができません。しかし、骨端線が、20代になっても閉じていない特殊なケースもあります。

骨端線は20代の大人でも開いているケースもある

体重の増減や生活環境など成長の個人差によって、骨端線の閉じる時期が変わることもあります。

そのため、中には、男性が25歳頃、女性が23歳頃まで、骨端線が開いていた報告もあるようですが、これは本当にごくまれなケースであり、ほとんどの大人は骨端線が閉じていることが多いです。

その上、一度、閉鎖した骨端線を再び開く方法は、残念ながら、現代の医学では存在しないと言われています。ようするに、身長を伸ばすには、骨端線の有無が大きく左右するのです。

骨端線が閉じた成人の身長を伸ばすには手術しかない

先に述べたように、骨端線が開いている場合は、成長ホルモン療法の効果はありますが、それ以外は「骨延長手術」しかありません。

骨延長手術は、骨を切断し、人工的な骨折を起こして、損傷した骨を再生させることで、骨を伸ばして身長を伸ばす治療法となります。

骨延長手術の治療は、男性で18歳以上、女性で16歳以上の骨の成長が止まった人が対象になります。そして、年齢が高くなるほど新しい骨が形成されにくく、骨が伸びる可能性が少ないため、年齢の上限があり、35歳前後までとなっています。

病院によって、治療法や費用などが変わり、日本では、病的な低身長症の子どもや、外傷による骨折であったり、骨腫瘍を切り取るなど、病気による治療の場合は、保険が適用されます。

対して、病気以外の美容目的である骨延長手術は、保険診療適応外であり、手術費用はすべて自己負担です。

加えて、骨延長手術は、長期入院が必要となり、術後には、走りにくくなることもあるようです。一度、この治療を開始すると、途中でやめることはできません。手術を受ける前には、医師のカウンセリングをきちんと受け、自分自身でよく考え、判断する必要があります。

大人が身長を伸ばすには医師に相談すべし!

骨端線の閉じてしまった大人は、身長サプリメントを飲んでも、成長期の子どものように身長を伸ばすことは不可能です。

しかし、大人でもまだ骨端線が開いていれば、成長ホルモンの治療を受けることができ、閉じている場合は、骨延長手術で身長を伸ばせます。

また、医療法人社団 優医会 有楽町皮膚科のサイトでは、身長が伸びるサプリメントを取り扱っていると紹介しています。このサプリメントの配合成分は、成長ホルモンの分泌を促進させるアミノ酸だということもあり、副作用もなく安全だと謳っています。そして、30~40歳代の大人でも、身長が伸びる効果があるようです。

とはいえ、現在の医学的根拠では、大人になり、骨端線が閉じてしまうと身長が伸びることはなく、骨端線が閉じた後には、成長ホルモンの効果もないと言われています。

日本や世界には、たくさんのクリニックが存在し、治療法も多種多様です。色んな情報を集め、自分が納得する方法を探しましょう。

【参考】

背を伸ばしたい|池袋メトロポリタンクリニック
http://www.metropolitan-clinic.com/height.html

成長障害の治療 岡山済生会総合病院 小児科診療部長 田中弘之|山陽新聞
http://medica.sanyonews.jp/article/5830/

成長ホルモン分泌不全性低身長|たかはしクリニック
http://www.takahashi-ped.com/clinic/sei.html

閉じてしまった骨端線を開く方法ってあるの?|西新宿整形外科クリニック「ポジビリ」
https://www.ns-seikeigeka.com/qacolumn/sinchou-nayami/1128.html

身長を伸ばす手術|スカイ整形外科クリニック
http://skyclinic.jp/lengthening/questions.html

H.G.H分泌量を増やす アミノ酸サプリメント商品一覧|医療法人社団 優医会 有楽町皮膚科
http://www.my-hifuka.com/shinryo/hgh.html

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