成長ホルモンの分泌促進はサプリで!という考えは捨てよう

自分の子どもが、周りの子どもより身長が低いと「身長を伸ばしてあげたい」と考える親は多いと思います。最近では身長が伸びるような書き方で売り出している、成長ホルモンを促進させるサプリなどが多く売り出されています。

実際、子どもにサプリを与えることで身長は伸びるのか、またサプリの安全性や必要性について調べました。

サプリで成長ホルモンは促進されません

「サプリメントを飲むことで、成長ホルモンの分泌が促進されるか」という疑問に対して日本小児内分泌学会の見解は以下となります。

サプリメントの服用で成長ホルモンの分泌が促進することは考えられません。たとえ血中濃度の上昇が観察されたとしても、本来の生理的変動である可能性が高いと考えられます。

と発表されており、サプリが身長の促進効果があるという科学的根拠やデータが報告されたことはありません。

http://jspe.umin.jp/medical/kenkai.html→日本小児内分泌学会の見解引用

サプリは子供にとって本当に必要?

サプリは今、私たちの生活の身近なものとなり、サプリを服用している人の数も年々増加しているとされています。

実際、成長ホルモン促進効果を宣伝しうたっている、子供向け成長サプリの国内市場規模は数十億円といわれており、今後さらにサプリ市場は拡大するとされています。

しかしサプリは薬ではありません。その為サプリを飲んだからといって治ったり、症状の原因が解決することはありません。子どもの健康管理には食事、睡眠、運動など生活習慣に気を付け、サプリはあくまでも栄養を補助するものという認識をもちましょう。

サプリの安全性について

産経ニュースの記事によると、子どもにサプリメントを与えている親は、8~10%と推定されています。サプリにはたくさんの種類や効力がありますがサではありません。そのため、気軽な気持ちで親が飲んでいるサプリを、子どもにも与えている人もいるとされています。

しかし、大人と子供では栄養の必要量や効果が異なるため副作用を引きおこす可能性があります。また、サプリは薬ではなく健康補助食品のため、政府の規制が薬に比べ緩いとされています。その為、品質の悪いものや不純物が含まれているものも存在します。

子どもにサプリを飲ます場合は、かかりつけのお医者さんに相談しサプリによる副作用などの心配がないか相談することを心がけましょう。

https://www.sankei.com/life/news/170215/lif1702150029-n1.html →「子供にサプリメント必要? 栄養不足ならまず食事改善を」産経新聞引用

成長ホルモンの分泌量で身長の伸び率は変わります!

成長ホルモンの体への働きは以下の通りとなります。

・骨を成長、発達させる。
・骨や筋肉を正常でしなやかな動きにする
・精神を安定させる。
・全身の臓器や器官を成長、発達させる

成長ホルモンには、子供の成長になくてはならない働きを体内で行っています。成長ホルモンの促進を促すことで、身長の伸び率は上がります。

しかしサプリでは成長ホルモンの分泌を高めることが出来ないとされています。それでは成長ホルモンの分泌量をどうすれば増やすことが出来るのでしょうか。

成長ホルモンが一番多く分泌される時。それは睡眠時とされています。
つまり正しい睡眠法で眠りの質を高めると、成長ホルモンの分泌を促進する効果があります。睡眠の質をあげるためにも、正しい睡眠法をとり入れましょう。

正しい睡眠で成長ホルモンを活発化させよう

成長ホルモンとは、脳の下あたりにぶら下がっているよう見える、「脳下垂体」から分泌されるホルモンです。成長ホルモンは入眠直後の深い眠りとされるノンレム睡眠時に多く分泌されるとされています。睡眠時は脳が一定に眠っているわけではなく、レム睡眠とノンレム睡眠を交互に繰り返しながら眠っています。

・レム睡眠→脳の一部が起きており活動している状態。浅い眠りの事。
・ノンレム睡眠→脳はしっかりと休んでおり停止している状態、深い眠りの時。

特に睡眠に入り30分後から60分後は、ノンレム睡眠でもっとも深い眠りが訪れる時間と言われています。この深いノンレム睡眠時に、目が覚めることなくしっかりと眠っているかは、成長ホルモンの分泌に大きな影響を与えます。睡眠のメカニズムをしっかりと理解し、睡眠の質向上を図りましょう。

眠る前の食事はNG

眠る前に食事をとると、眠っている間消化器官などの臓器はずっと動いたままとなり、体がしっかりと休まりません。晩御飯や間食は、寝る3時間前に終わらせておくことが、質の良い睡眠に繋がります。

身長を伸ばす為に、しっかりと臓器も休んでいる状態で睡眠をしましょう。

決まった時間に眠る

・子どもの頃は毎日決まった時間に、眠る事が大切です。毎日同じ睡眠リズムで眠る事で、体が睡眠のリズムを覚え、夜自然に眠くなります。

毎日の睡眠のサイクルを同じにすることで、成長ホルモンは活発に分泌されます。子供の頃は規則正しい時間に眠る事を心がけましょう。

寝る前にスマホなど強い光を目に取り込まない

・通常、眠る前は体は副交感神経が働き、リッラクス状態で眠りにつきます。しかし眠る前にスマホやテレビを見てしまうと、昼間に多く活動する交感神経が過敏に働き、興奮状態となります。

この交感神経が睡眠時に働いてしまうことで、脳がしっかり休まらず、翌日疲れが取れないなどの健康状態にまで悪影響を与えます。眠る1時間前はスマホやテレビを見ないよう心がけましょう。

生活習慣を見直して成長ホルモンを増やそう

サプリを飲むことで成長ホルモンが促進されるなどの、信憑性のある研究データは現在まだ存在していません。

子どもの身長を伸ばしたい場合は、サプリに頼るのではなく、生活習慣をしっかりと整えることが大切です。

とくに成長ホルモンが多く分泌される睡眠時の「睡眠の質」を高めることが、成長ホルモンを多く分泌させる一番良い方法と言えます。成長ホルモンを促進したい人は、日ごろの睡眠から見直してみましょう。

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