成長期に必要な栄養補給ができるプロテインの役割

成長期の子どもがいる家庭では、身長や体格を周りの子どもと比べて気にする親が多いと言われます。まして、子どもがスポーツをしている場合は、身長が低かったり、体格が小柄だと、不利になることもあり、深刻に悩む保護者もいます。

最近、スポーツをする子どもの間で、プロテインを飲んでいる人が増えました。特に、中学生になると部活動も始まり、身体の悩みからプロテインを取り入れている子どももいるようです。

ですが、プロテインは、化学的なイメージが強く、体に悪そうという先入観を持っている人も少なくありません。

他にも、成長した大人が飲むもので、成長期の子どもが飲むと過剰摂取になるのではないか?など、気になることばかりです。

ネットの情報では、身長を伸ばす効果もあり、子どもの成長に必要な栄養素を補えるというプラスな意見もあります。これは本当の話なのでしょうか?

体に悪くないの?プロテインの正体

プロテイン(protein)は、英語でタンパク質のこと意味します。日本では、タンパク質の粉末をプロテインと呼び、水や牛乳で溶かすタイプが主流です。

内容量が約1,000gのものだと、3,000~4,000円前後の価格で手に入れることができます。他にも、ゼリーやバーなど色んな形状のプロテインがあります。

通常、タンパク質は、肉や魚などの食品から摂取できる栄養成分です。しかし、日頃の食事で不足することもあります。そんな時に、手軽に栄養を補うことが出来るのが、栄養補助食品(サプリメント)であるプロテインなのです。

筋肉の材料となる栄養素「タンパク質」の役割とは?

タンパク質は、筋肉だけを作っているわけではありません。髪、皮膚、爪、血液、臓器などすべてタンパク質で作られています。

他にも、タンパク質は免疫力を高め、風邪をひきにくくしてくれる効果もあります。

タンパク質はプロテインで補う必要があるの?

日本人の食事摂取基準(厚生労働省)によると、タンパク質の1日の摂取量は、成人の男性が60g、女性が50gです。

成長期の年齢にあたる12~14歳の男子は60g、女子で55gが推奨されています。

1日のタンパク質の推奨摂取量は、大人も子どもも変わらないということです。

では、どんな食材にタンパク質は豊富に含まれており、どれ位の量を摂取することができるのでしょうか?

タンパク質が豊富な食材と含有量

「肉、魚、卵、大豆製品、乳製品」にタンパク質は含まれます。

・豚ヒレ肉(100g)…約23g
・イワシ(100g)…約33g
・全卵2個(100g)…約12g
・木綿豆腐1/2丁(150g)…約10g
・納豆1パック(40g)…約7g
・パルメザンチーズ(100g)…約44g
・クリームチーズ(100g)…約8g
・牛乳(100g)…約3g

成長期の子どもに必要な「タンパク質の1日の推奨摂取量」と、「食材のタンパク質の含有量」を見比べてみましょう。

「あれ?この程度の量で大丈夫なの?」と思われた人はいるかもしれません。

確かに、三度の食事や間食などで、色んな食材を組み合わせた料理やおやつをしっかりと食べていれば、十分にタンパク質を摂取できる量だからです。

つまり、タンパク質に関しては、毎日の食事で1日の推奨量を満たしているのであれば、プロテインを活用すると、過剰摂取になるため必要ありません。過剰に摂取した場合は、尿として栄養素が排泄されるので、もったいないだけです。

しかし、スポーツをしているなど、他の子どもよりも1日の運動量が多い場合は、その分、タンパク質の必要量も多くなってきます。そんな時は、プロテインで補ってあげるのがベストです。

スポーツジュニアにはプロテインが必要?

成長期の子どもは、大人よりたくさんの栄養補給する必要があります。さらに、スポーツをしている子どもは、「成長に必要な栄養素」に加えて、「スポーツに必要な栄養素」の2つを意識しなくてはなりません。

スポーツをしている子どもは、筋トレやトレーニングをしている可能性も高く、エネルギーの消耗も激しいため、タンパク質の他にも、カルシウムなどのミネラルやビタミンDが少ない傾向があります。

プロテインは、タンパク質と同時に、歯や骨丈夫にし、身長を伸ばすために必要なカルシウムや、そのカルシウムの吸収を助けるビタミンDなど、成長期に必要な栄養摂取ができます。

大人用とは違う?ジュニア用プロテインの特徴

子ども用プロテインは、大人用に比べて成長期に必要な栄養が多く含まれます。

大人用は、筋肉増強のために、タンパク質が豊富です。それに比べて、子ども用はタンパク質の量が少なく、タンパク質の他にも、カルシウムやビタミンDなど成長に役立つ栄養素が含まれています。

ダイエット中や、日々の食生活で栄養バランスが気になる大人、骨粗しょう症を防ぐための高齢者などが飲んでも非常に効果があると言われています。

プロテインの効果アップ!3つの飲むタイミング

プロテインは、体内に吸収されるまでに時間がかかる性質を持ちます。そのため、摂取するタイミングが大切になってきます。

1.就寝前に摂取する

理想は、就寝前の30分~1時間前を目安に摂取することです。その理由には、成長ホルモンが影響しています。

成長ホルモンとは、脳下垂体から分泌されており、筋肉量を増やす役割や、身長を伸ばすために必要なものです。

他にも、成長ホルモンは、タンパク質の吸収を促進する働きもあります。そのため、成長ホルモンが活発に出ているときに、タンパク質を補ってあげると、さらにタンパク質の吸収率を高めることができるのです。

就寝中の人の体内では、成長ホルモンが大量に分泌されます。特に、成長ホルモンの分泌がピークになる時間帯は、就寝前の30分~3時間前です。

プロテインは、摂取してからゆっくりと体に吸収される性質があります。そのため、就寝する30分~1時間前に飲むとちょうどいいと言われています。

2.スポーツした直後に飲む

運動した後、30分以内の摂取をおすすめします。体を動かした後にも、ホルモンの分泌が活発になるため、筋肉や骨へ良い効果をもたらします。

3.朝起きたらなるべく早く体内に入れる

朝起きたら、すぐにプロテインを飲みましょう。なぜなら、できる限り早く飲むことで、寝ている間に減少した体内のタンパク質を補うためです。さらに、水ではなく牛乳と一緒に摂取すると、カルシウムの補給にもなります。

運動してない子どもも飲んでOK!

子ども用のプロテインはタンパク質以外にも、カルシウムやビタミンDなどを豊富に含んでいます。そのため、成長期の子どもでスポーツをしている場合には、簡単に必要な栄養を補給してくれる食品と考えられているのです。

最近では、色んなバリエーションの味があり、ココア味やヨーグルト味、マスカット味など、美味しくて飲みやすい商品が増えています。

スポーツをしていなくても、朝食を抜きがちだったり、好き嫌いが激しくて偏食するなど、食が細い成長期の子どもには、栄養を補うプロテインを活用する価値はありそうです。

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