親が知っておくべき、子供の身長を伸ばす生活習慣法

子供を育てるうえで「身長の伸び」について悩む親は多いのではないでしょうか?身長の成長スピードは人それぞれですが、目に見えて周りとの違いが判るので不安になる親が多いようです。

またスポーツなどをはじめると多くのスポーツが身長の高い人が優位となり、子供も身長について悩む要因となります。
せっかくの子供の成長期ですが日常のちょっとした生活習慣が成長の妨げになることもあります。

今回は子供の身長を伸ばす体のつくり方を紹介します。ぜひ子供の生活習慣について考えていきましょう。

身長をを伸ばす為に質の良い睡眠が必須

子供の成長のカギは「成長ホルモンの分泌量」と言われています。

この成長ホルモンは睡眠時と運動後に多く分泌され、3分の2が睡眠中に分泌されています。たくさんの成長ホルモンを分泌し身長を伸ばす為には、質の良い睡眠は必須となります。

子供に必要な睡眠時間とは

子供の成長にとって大切な睡眠時間ですが

・幼児→10時間以上
・小中学生→8~9時間
・高校生以上→7~8時間

が最低でも必要な睡眠時間となります。

日本人は睡眠時間が世界的に見ても短いといえ、経済協力開発機構(OECD)が世界29カ国を対象に15~64歳の国民平均睡眠時間を調べた結果、日本は28位の平均睡眠時間7時間41分と世界的に見てもかなり睡眠時間が短いと言えます。

子供の睡眠時間は、特に親が意識し管理してあげることが大切となります。

リラックス状態で眠ろう

成長ホルモンは睡眠時に1番多く分泌されます。
「22時~2時は睡眠のゴールデンタイム」と言われていますが、実は特定の時間に眠ることで成長ホルモンがたくさん分泌されるわけではありません。

成長ホルモンは寝付いて2時間くらいの1番眠りの深いときに多く分泌されるため、睡眠の質が悪く眠りが浅いと成長ホルモンの分泌量は著しく下がります。

この成長ホルモンの分泌を増やすためには、体がリラックスした状態で睡眠することが大切となりますが、睡眠時にリラックスして眠れるかは自律神経の働きが大きく関係しています。

自律神経が睡眠の質を操作していた

人間の体には交感神経と副交感神経がありこれらは自律神経によって発信されています。手足や指先など「動かそう」という自分の意思で動かす運動神経と違い、自律神経は意思とは無関係で身体が勝手に自立し体を動す働きを言います。

呼吸や心臓なども自律神経によって働いているもので自分の意志で動かせるものではありません。

この自律神経から発信される「交感神経」と「副交感神経」にはそれぞれ働きが異なります。

・交感神経→ 心身が緊張状態、興奮状態
・副交感神経→心身が落ち着いておりリラックス状態

また、交感神経、副交感神経はどちらかの神経が働いている際、もう一つの神経は鎮静されている状態となります。

睡眠時に交感神経が働いていると、体は疲れているが眠れないといった状態になり、睡眠の質は格段に下がります。

通常睡眠時は副交感神経が働きリラックス状態で睡眠することが理想ですが、

・寝る直前まで携帯をみたりゲームをする
・食事や甘いものを寝る3時間前に摂取する

など目に刺激を与えたり、血糖値が上がることで睡眠時に「交換神経」は働き、体は疲れているが眠れない状態となります。

子供の睡眠の質を上げる為にも、最低でも寝る1時間前はケータイ画面やゲームなどブルーライトの光を見ない、寝る3時間前は食事をとらずしっかり胃を休めるなど、安眠の為の対策を行いましょう。

成長に必要な栄養とは

子供の身長を伸ばすためには1日3食を決まった時間に摂ることが大切です。また成長期時期の子供になると1日に必要な栄養量が増えるため、栄養バランスを意識して食事することを心がけましょう。

成長の際、特に必要な栄養素

「骨をのばすタンパク質」

身長を伸ばすには必須の栄養素。骨を作る栄養素であるコラーゲンもタンパク質から作られています。

タンパク質を多く含む食材
肉類 魚類 卵

「骨を強くするカルシウム」

骨や歯を強く丈夫にする栄養素。成長期に不足すると補うために骨から溶け出し骨や歯の形成障害に繋がることもある。

カルシウムを多く含む食材
乳製品、大豆、海藻、野菜

「栄養を運ぶマグネシウム」

マグネシウムは300種類以上の酵素に関係しており、カルシウム同様、骨を作る大事な栄養素。不足すると骨粗しょう症のリスクが高まります。

マグネシウムを多く含む食材
大豆製品 ナッツ類

「イライラを防ぐ鉄」

鉄が不足すると、集中力がなくなり私生活でもイライラしやすくなります。子供の精神状態を安定させるためにも鉄は大きな影響がある栄養となります。

鉄を多く含む食材
レバー 赤みの肉 豆類

適度な運動は成長ホルモンの分泌に必須!

子供の成長の為に運動をさせ、成長ホルモンを分泌をさせることはとても大切になります。しかし近年はゲームや携帯の影響で子供の運動時間は減少しているのが現状です。

運動をすることで身長が伸びる理由として、適度な運動をすることで子供の成長期に存在する、まだ骨になってない部分の軟骨細胞が刺激され細胞分裂が活性化されることで身長の伸び率が上がると言われています。

子供は筋肉をつけると身長が伸びないは嘘

筋肉の付けすぎ、トレーニングのしすぎは身長が伸びないなど様々な噂がありますが、筋肉量が多い為身長が伸びない事はありません。

運動が身長の伸びない原因になるとしたら「重量挙げ」など極端に重いものを持つことで体に負荷をかけるスポーツや、脚にかなりの衝撃がかかる「ランニング」等があります。骨がまだ未完成な時期はこれらのスポーツを過度に行うことはオススメできません。

成長期は筋肉痛にならない程度の筋肉トレーニングを心がけ、ランニングも長距離を走るというよりは、ゆっくりと会話ができる程度で走る「ジョギング」をすることで体をリフレッシュさせながらスポーツをさせましょう。

ストレスを感じることで成長ホルモンの分泌が止まる

子供のストレスは成長期の子供の身長に大きな影響を与えると言われています。これは子供がストレスを感じることによって成長ホルモンの分泌を抑制する成分が分泌され成長ホルモンが著しく低下することが原因です。子供の身長を伸ばす為にも、ストレスはできる限りなくしてあげることが大切です。

子供のストレスには様々な理由があり、年齢によって感じやすいストレスも違います。

思春期前(小学項校入学前)

・自分が抱えている、不平不満を伝えられない
・ごはんを上手く食べれない事や片付けが上手くできない事にいら立ちを感じる

小学生

・学校の授業が難しく理解が出来ない
・友人関係での悩み
・集団行動に馴染めない

中学高校生

・勉強、受験のストレス
・親や先生の過度な期待

そしてどの年代にも共通してストレスに感じることは、夫婦喧嘩や経済状況が安定していないなどの家庭環境の問題です。

子供のストレスはたくさんためすぎると成長ホルモンが分泌しなくなり、身長がのびなくなります。両親が争ってる姿は子供にとって心理的外傷がかなり大きく、そのストレスから本能的に自分を守ろうとし身体が早く成長する為「成長ホルモン」ではなく「性ホルモン」が分泌されます。

この「性ホルモン」が分泌されることで思春期を早く迎えてしまい、軟骨が骨に変わる隙間である骨端線が早期に固まってしまうことで身長の成長は止まります。思春期を早く迎えてしまうとはやくに思春期は終わってしまう為、身長が伸び悩んでしまいます。

それほど子供にとって家庭環境は大切です。普段から子供としっかりコミュニケーションをとり、攻撃的になったり、喜怒哀楽がなく無表情が多いなどの心のストレスに侵されていないか、しっかりと観察しましょう。

子供の成長を全力でサポートしよう

子供の身長を伸ばすには「睡眠」「食事」「運動」が大切となり、どれか一つが不規則になると、成長ホルモンの分泌量に影響が出ます。

また子供は日常のちょっとしたことにでも、ストレスを感じやすいです。子供のデリケートな時期にはしっかりと話す機会を増やし味方になってあげることで子供の精神的な悩みが解消されるケースが多いです。

身長を伸ばすためにも子供の心と体、両方をサポートしてあげましょう。

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