小学生から背を伸ばすには親のサポートも重要だった

子どもは小学生になると体も大きく成長してくる時期。それと同時に、わが子の身長の伸びも気になり始める親は多いのではないでしょうか?

毎年少しずつ伸び続ける身長ですが、まわりの子と比べると…と心配になるあまり、日常生活で行っていることが成長を妨げてしまっている可能性もあります。

今回は小学生から背を伸ばすために気をつけるべきことを解説していきます。まちがった習慣を身につけないように、一緒に考えながら見ていきましょう。

身長の伸びには男女で違いがある

小学生から成長がめざましくなるなかで、身長の伸びは男女で伸びる時期に違いがあります。その要因としてあげられるのが、成長期がやってくる時期に関係しています。

女子は成長期を迎えるのが早いため、小学生のうちは背も高くなります。また、思春期を早く迎える可能性も高く、生理がくると身長も止まりやすいといわれているので、生活習慣は早めの対応が必要です。

男子は中学入学前後に成長期を迎える子が多いため、小学生のうちは背も伸び悩んでしまいますが、これから大きく伸びるための準備期間といえます。成長期がくる前にしっかりと土台作りをしておきましょう。

小学生の平均身長ってどのくらい?

成長期のちがいはあるとはいえ、やっぱり身長は気になるところですよね?

小学生の間に子どもはどのくらい背を伸ばすのでしょう。年齢別に男女の平均身長をまとめてみました。

【男子の平均身長】

6歳-小学1年生 116.5cm
7歳-小学2年生 122.5cm
8歳-小学3年生 128.1cm
9歳-小学4年生 133.6cm
10歳-小学5年生 138.8cm
11歳-小学6年生 145.2cm

【女子の平均身長】

6歳-小学1年生 115.6cm
7歳-小学2年生 121.5cm
8歳-小学3年生 127.2cm
9歳-小学4年生 133.4cm
10歳-小学5年生 140.2cm
11歳-小学6年生 146.8cm

平成28年度結果概要より抜粋 小学生の平均身長
http://www.mext.go.jp/component/b_menu/other/__icsFiles/afieldfile/2017/03/27/1380548_03.pdf

平均身長を見てみると、男女ともに1年間で平均6㎝前後伸びています。

また、女子は高学年(5年生)から一番背が伸びていきます。成長曲線で見ても身長の伸びには個人差があり、これは成長期のちがいによるもので、男子は成長期がきていない子が多いのでほかの子と比べる必要はあまりないと考えられます。

人と身長差をつけるには思春期前が大事です。思春期を迎え、性ホルモンが増えてくると背の伸びも止まってしまうことがあるので、伸びなくなってしまう前に、生活習慣で注意しておくべきことを把握しましょう。

親がついついやってしまいがちなこと

子どもが身長が低く心配、なにかできることはないか、とついつい普段の生活に取り入れてしまっていることはないですか?

そんな焦りから行っていることが、実は身長が伸びることとは反対の逆効果の行動をしていることがあります。

それはいったい、どんなことなのでしょうか?

牛乳ばかりをたくさん飲ませている

「牛乳を飲めば身長は伸びる」と親世代の子ども時代から言われているかもしれません。たしかに牛乳には栄養素が豊富に含まれており、栄養素のカルシウムは骨の形成や修復の材料となります。しかし、牛乳=身長が伸びるといった直接的な関係はありません。

カルシウムはマグネシウムと共に摂取することで効果が得られ、体内に吸収されやすくなります。また、マグネシウムが足りない状態だと吸収されずに溶け出してしまいます。

早寝早起きをうるさく言ってしまう

夜も8時を過ぎると子どもに「早く寝る支度して寝なさい」と連発していませんか?
そして朝には「早く起きなさい!昨日早く寝ないから起きれないんでしょ」とやり取りをしている家庭は多いかと思います。

身体にはいいはずの早寝早起き。そんな会話がいつの間にか、親子共にストレスになっていることがあります。

ストレスは成長ホルモンの分泌を抑制するといわれています。そのため、成長ホルモンを分泌しにくい状態へと変えてしまっているかもしれません。

スポーツ系の習い事はさせていない

いろんな習い事があるなか「子どもの頃に筋肉に負担のかかるスポーツをさせると身長が伸びない」と聞いたことがあり、スポーツ系の習い事はさせないと決めてはいませんか?

しかし、背を伸ばすには適度な運動が必要とされ、特別に運動の機会を設けないと運動不足が解消されないままになってしまいます。

現代の子どもたちは、外遊びよりも室内でゲームをする時間が増え、運動不足が当たり前の生活になっています。屋外で身体を大きく使う運動を心がけましょう。

背を伸ばしてあげたいという一心から、良かれと思いやっていたことが実は妨げていた!ということがわかりました。

身長の伸びに大切な生活習慣。食事面、睡眠面、運動面のそれぞれについて、具体的な取り組み方を提案していきたいと思います。

「食事・睡眠・運動」の生活習慣

親が子どもにできることはなにかと考えると、生活習慣の改善が一番の方法です。

お菓子が食事の一部になっていたり、夜遅くまでゲームをしたりと、ちょっとした原因が生活習慣の乱れにつながってしまいます。身長アップには、子どもの頃からのごはんや生活環境で大きく変わります。

子どもの成長を促すためにも効果的な方法を知っておきましょう。

食事

生活習慣で一番大切な食事。日頃から栄養バランスのいい食事を心がけることが大切です。

特に小学生は、好き嫌いが多かったりと偏食気味になる子が多いと思います。最近では朝食を抜く子もいたり、成長に必要な栄養がきちんと摂れていないことがあります。栄養が足りていないと、成長ホルモンの分泌も低下してしまうので、成長期のうちは1日3食しっかり食べることがおすすめです。

栄養素のなかでも、カルシウム・マグネシウム・タンパク質・ビタミンD・亜鉛、これらは身長を伸ばすのに必要な栄養素となっています。ですが、ひとつの栄養素ばかりを摂っていても効果は見込めません。多くの栄養素をまんべんなく摂ることで相乗効果が生まれ効果を引き出します。また、小学生中高生では必要な栄養量が違ってきます。

骨の元となる成分カルシウムは、食べ物によって吸収を妨げてしまうことがあります。インスタント食品はシュウ酸とリン酸が多く含まれており、カルシウムと結合すると体外に出てしまいます。

サプリメントで効率よく栄養摂取

普段の食事から栄養を摂るのが適切ではありますが、食が細い、アレルギーがあるなど、充分な栄養を食事だけでは摂れない場合があります。また、栄養の偏りや、必要な栄養素をすべて食事から摂るには限界があると思います。

摂りきれない栄養は「身長を伸ばすサプリ」などを上手に使い、栄養を補助してあげましょう。

睡眠

身長を伸ばすのに重要な働きをしている成長ホルモン。最も成長ホルモンが分泌されるのは睡眠中で、入眠後2~3時間の間に多く分泌されます。

寝る前のスマホやテレビは目に刺激を与え交感神経が働いて、体は疲れていても眠れなくなり睡眠の質を下げてしまう要因になります。リラックスして眠れるよう、就寝前のスマホなどは時間を設けてあまり見ないようにしましょう。

運動

過度な運動は筋肉や骨に負荷がかかります。この負荷を修復するために脳は成長ホルモンがたくさん必要だと認識し、分泌量が増えることで、修復前よりも筋肉や骨は成長します。

ただし、過度の筋肉トレーニングは、骨の成長を妨げ身長が伸びなくなってしまう恐れがあるので注意が必要です。体に高負荷をかけてしまうことによって、骨の成長つまり骨端線を傷つけてしまうかもしれません。この骨端線とは骨端軟骨とも言われ、関節を守るクッションである通常の軟骨よりも柔らかいのが特徴です。

子どもが運動不足を感じていたら、一緒にかけっこをしたり公園に出かけたりするだけでも運動になるので、ぜひ子どもを誘って運動を楽しみましょう。

寝る前のストレッチも効果的

スポーツが苦手という子も関係なくできるストレッチ。ストレッチであれば空いた時間にできるので気軽に始められます。背筋を伸ばすストレッチは背筋が伸びて姿勢もよくなります。

ストレッチは成長期の子どもに多い成長痛の緩和をはじめ、寝る前に行うことで、リラックス効果・疲労回復・新陳代謝アップとたくさんの効果をもたらしてくれます。

ちょっとした時間に無理なくできるストレッチを今日からとり入れてみてはいかがでしょうか?

継続とサポートで生活習慣を改善しよう

背を伸ばすには、成長期の時期が終わるまでにどう過ごすかが最終身長を決めるポイントです。毎日の積み重ねが子どもの成長に大きく関係していくので親のサポートも重要になります。

食事では旬のものを中心にバランスのいい献立にしたり、睡眠や運動は成長ホルモンを分泌させるので、日中は身体を動かして夜はたっぷりと寝ることを習慣づけましょう。

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